この記事を書きながら、泡を吹いて倒れそうになっている。
春のG1が終わった。お金もなくなった。
宝塚記念が終わった。春のG1が、全部終わった。
今年の現時点での成績を、正直に書く。
的中率4%。回収率20.9%。
…………。
自分でも信じたくないが、これが現実だ。春のG1、その他重賞、一回も当たっていない。競馬を始めてから、これほどひどい成績はおそらく初めてだ。
それぞれのレースで熱くなって、惜しいレースもあり、ドラマもあった。楽しんでいた——それは間違いない。
でも、この結果が楽しいかと問われれば。
全然楽しくない。全く楽しくない。笑
自分の軸馬選択の甘さが、数字として露呈している。これが現実だ。
ただ、心静かに、これだけは決めている。
焦って三連複や三連単にはいかない。自分の馬券の軸だけはずらさない。
なぜなら、自分のライフスタイルに選んだ馬券種がマッチしていることは理解しているからだ。
歯ぎしりしながら、私は決して三連単に夢を見ない。
私が求めているのは、週末ちょっと贅沢できるお金と、興奮と感動だ。年に1〜2回の三連単馬券で何十万の大金を得たいわけじゃない。そういう競馬じゃないのよ、私の競馬は。
ウマウマ戦記を書きながら、レースを思い出して2度楽しんでいたりもする。それは本当だ。でも数字はシビアに現実を突きつけてくる。
週末、おもむろにNetflixをつけた
競馬以外にも、私には週末の楽しみがある。
漫画も読むし、ドラマも観る。週末はゴロゴロしながら仕事の疲れを取る。競馬は好きだけど、人生の軸ではない。週末を楽しむための手段のひとつだ。
宝塚記念が終わって、なんとなく燃え尽きた感じがあった。
おもむろにNetflixをつけた。
ザ・ロイヤルファミリー。
妻夫木くんや……競馬の話か。ちょっと見てみようか。
1時間後。ズルズル。グゥう。
鼻水と涙を撒き散らしながら、見ていた。
ザ・ロイヤルファミリーは、競馬を舞台にしたドラマだ。でも、競馬の勝ち負けじゃなくて、人と人の繋がりにフォーカスされている。各話、必ず泣ける。
今の時代、直接の接触を避けて、ネットやSNSで人と繋がることが当たり前になった。でもこのドラマには、ダイレクトに心に刺さる人情がある。人と人が直接向き合って、ぶつかって、支え合う。
それが刺さるのよ、心に。
最初は「年を取ったから涙もろくなったのかな」と思っていた。でもそうじゃないみたい。ドラマの中のレースシーンでは、自分が馬券を買って応援しているみたいに、ザ・ロイヤルファミリーの馬を叫んで応援して、感動して泣いていた。笑
実際の競馬でも一人で叫んでいる私が、ドラマの馬まで応援して泣いている。笑
仕事から帰ったら、ザ・ロイヤルファミリー
それからは毎日、仕事から帰ってご飯を食べて、夜寝る前にNetflix。
ザ・ロイヤルファミリーの続きを見る日々が続いた。
競馬で負けた日も、仕事で疲れた日も、ソファに寝転んでNetflixを開く。気づいたらその日の楽しみになっていた。
各話、必ず泣ける。毎回ちゃんと泣ける。
「また泣いてる笑」と自分でツッコミながら、それでも次の話を再生してしまう。
このドラマを見続けた日々、水分抜けて干からびてしまうかと思った。笑
競馬を、別の角度から見るようになった
見終わって、気づいたことがある。
重賞レースに出てくる馬たちは、みんなデビューからチームが一丸となって頑張って、ここまで来たんだなって。
調教師がいて、騎手がいて、厩務員がいて、馬主がいて、生産者がいる。みんな一番になりたくて、この舞台に立っている。
宝塚記念で競争中止となったマイユニバースのことを、また思い出した。
あの馬も、チームみんなで一生懸命このレースに向けて準備してきたんだよね。
燃え尽きた感じから、ちょっと別の角度から競馬を見るようになった。
無事に、みんな走り終えてほしい。その気持ちが、以前より強くなった。
的中率4%でも、回収率20.9%でも、競馬をやめようとは思わない。
馬券の結果だけじゃない、競馬のドラマが好きなんだと思う。
ザ・ロイヤルファミリーが、そのことを改めて教えてくれた。
ネットやSNSで繋がる時代に、なぜザ・ロイヤルファミリーがこんなに刺さるのか。
きっと、人の繋がりや人情を、みんなどこかで求めているんだと思う。
競馬も、ドラマも、突き詰めれば人と人の話だ。
競馬ファンなら絶対に見てほしい。いや、競馬を知らない人にも見てほしい。人情とか、人の繋がりとか、今の時代が忘れかけているものが、このドラマには詰まっている。
NetflixとU-NEXTで全話配信中。U-NEXTは31日間の無料トライアルがあるから、まだ見てない人はぜひ。
楽しんで死のう。それだけでいい。
いきるでした!


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