負けたけど、なんか楽しかった。1人競馬の話。

うまうま日和
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1人の週末、それでいい

土曜日の昼過ぎ。特に予定はない。誰かと会う気力もない。
そういう週末、あるよね。

「なんか寂しいな」って思いながらも、べつに誰かを呼びたいわけでもなくて。ひとりでいたいんだけど、ひとりでいると少し寂しい。

そんな矛盾した気持ちを抱えたまま、私はパソコンを開いて出走表を眺めてた。

1人の週末に、競馬はちょうどいい。

レース前のビールが、すでに正解

プシュッ。

冷えたビールを開ける音。これだけで、もうテンションが上がる笑

おつまみも用意して、ソファにどかっと座って。レースまでまだ時間あるのに、もうすでに「よし、楽しむぞ」ってなってる。

勝ち負けより先に、この時間がすでに勝ってる気がする。

いきる
いきる

レース始まる前からもう満足してる笑

ウマウマ
ウマウマ

それ、めちゃくちゃわかる。ビールの「プシュッ」で勝ち確なんだよな。

出走表をながめながら、今日の軸馬を1頭に絞っていく。調教タイム、騎手、馬場状態……いろいろ見るけど、最後は「なんか来そう」っていう謎の直感だったりする笑

カシャカシャとキーボードを叩いて、馬券を購入。「よし、あとは頼んだよ」ってつぶやいて、ビールをひと口飲む。

ビールを片手に、真剣に馬を選ぶ。この時間がもう競馬の醍醐味だと思ってる。

軸馬1頭に、全部預けた

パドックで馬たちがぐるぐると歩いている。画面越しでも、なんとなく「今日は走れそう」な雰囲気って伝わってくるんだよね。

返し馬でギャロップしていく姿を見て、「よし、この馬だ」と心を決めた。

ゲートにゆっくり馬が収まっていく。ガシャン、ガシャン……と音が鳴るたびに、なんか緊張してくる。

「まだまだ、抑えて——」

そしてスタート。

ガタンッ!!

ゲートが弾けて、馬たちが一斉に飛び出す。ドドドドドッ、と地響きのような迫力が画面越しにも伝わってくる。

「周りは気にしなくていい、お前だけ走れ!集中、集中!」

3コーナー、4コーナー。「まだいける、前が開く!」

最後の直線。

「差せーーー!!弾けろーーー!!」

……周囲への迷惑を考えて、ギリギリのところで声を押し殺す笑 でも体は前のめりになってる、完全に笑

いきる
いきる

自分でも笑えてくるんだよね、この瞬間

ウマウマ
ウマウマ

前のめりすぎて画面に顔ついてたじゃん笑

ゴールの瞬間—— ドドドドド……ぱたん。

「あー……」

軸馬、伸びなかった。ひとり笑った。

負けた瞬間に笑えるって、わりと幸せなことだと思う。

負けたけど、なんか楽しかった

馬券は外れた。お金は減った。

でも、なんか楽しかった。

この「なんか楽しかった」って感覚、うまく説明できないんだけど——

1頭の馬を信じて、ドキドキして、全力で応援して、結果を受け取った。それだけのことなのに、なんか満たされてる。

孤独な週末だったはずなのに、レースの数分間は完全に「その場」にいた。画面の向こうの馬と、一緒に走ってた気がした。

勝ち負けより、その瞬間に全力でいられたかどうか。それが全部だと思う。

1人反省会と、来週への希望

レースが終わったら、晩ごはんの準備。

プシュッ。もう1本。

ビールをあけて、今日の反省会スタート。「あの馬の前走、もっとちゃんと見とけばよかったな」「騎手の乗り替わり、気にするべきだったかも」

誰と話すわけでもなく、ひとりでぶつぶつ振り返る笑

そして来週の出走馬の情報をチェックし始める。カシャカシャ……「この馬、気になるな」「このレース、面白そう」

さっきまで負けてたのに、もう来週が楽しみになってる。

いきる
いきる

立ち直り早すぎって自分でも思う笑

ウマウマ
ウマウマ

いや、これが競馬の沼にはまってるってことだよ笑

来週のことを考えながら飲むビールが、1番おいしいかもしれない。

孤独も悪くない、って話

1人で過ごす週末。負けた競馬。誰にも共有しない興奮と、誰にも聞かせない独り言。

なんか寂しいな、って思う。でも同時に、これはこれで悪くないな、とも思う。

誰かに気を遣わなくていい。自分のペースで、好きな馬を信じて、全力で応援して、負けて笑える。

それって、ちゃんと人生楽しんでるってことじゃないかな。

勝たなくていい。楽しんで死のう。それだけでいい。

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